プレママの皆さん、こんにちは!
妊婦健診でのエコー(超音波)検査、お腹の中の赤ちゃんの様子が見られる、毎回ドキドキワクワクする時間ですよね!「元気に動いてるかな?」「どっちに似てるかな?」なんて、想像が膨らみます。
でもその一方で、検査中に技師さんやお医者さんがプローブ(機械の先端)でお腹をぐりぐりと押さえる場面、「結構、強く押されるけど、赤ちゃんは苦しくないのかな?」「こんなに圧迫して大丈夫なの?」と、ふと心配になった経験はありませんか?
痛いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、大切な赤ちゃんに何か影響がないか、不安になるのは自然なことです。
今回は、そんなエコー検査時の「お腹を押される」ことについて、なぜ必要なのか、そして赤ちゃんの安全性についてお話ししたいと思います。
なぜ? エコー検査で「押される」のには理由があるんです
まず、技師さんやお医者さんがお腹を押さえるのには、ちゃんとした理由があります。決して意地悪しているわけではありません!(笑) 主な理由は以下の通りです。
- 鮮明な画像を得るため:
- ママの腸内にガスが溜まっていると、その下の赤ちゃんの様子がうまく映らないことがあります。少し押さえることでガスを避けたり、プローブと赤ちゃんの距離を近づけたりして、よりクリアな画像を得ようとしています。
- 皮下脂肪の厚みなど、ママの体型によっても見えやすさが変わるため、適切な圧を加える必要があります。
- 見たい場所に角度を合わせるため:
- 赤ちゃんの特定の部位(心臓、脳、手足の指など)を詳しく観察したり、体の大きさを正確に測定したりするには、プローブの角度を微妙に調整する必要があります。赤ちゃんも動いているので、ベストな位置を探して押さえながら角度を変えることがあります。
- 赤ちゃんの向きや位置を確認・調整するため:
- 時には、赤ちゃんが良い位置にいてくれなかったり、顔を隠していたりすることも。少し刺激を与えて、向きを変えてくれるのを期待したり、隠れている部分を見やすくしたりするために、優しく押すこともあります。
つまり、「押す」という行為は、お腹の中の赤ちゃんの状態をより正確に、そして詳しく知るために必要な技術なんですね。
赤ちゃんは大丈夫? 心配いりません!その理由は…
「でも、やっぱり押されたら苦しいんじゃ…?」と思いますよね。ご安心ください。通常のエコー検査で加えられる圧迫で、赤ちゃんに悪影響が出ることは、まず考えられません。
- 最強のクッション「羊水」: 赤ちゃんは、子宮の中で羊水という液体にプカプカと浮いています。この羊水が、外部からの衝撃や圧力を和らげる、天然のクッションの役割を果たしてくれています。ママがお腹を押されても、その圧力が直接赤ちゃんに強く伝わるわけではないのです。
- 子宮とママの体のガード: さらに、赤ちゃんは弾力のある子宮の壁、そしてママ自身の筋肉や脂肪といった組織にも守られています。何重ものガードがあるんですね。
- プロの技と配慮: エコー検査を行う医師や技師は、解剖学的な知識を持ち、妊婦さんと赤ちゃんの安全を第一に考えています。どれくらいの力加減が必要か、どこを押せば良いかを熟知しており、むやみに強く押すことはありません。赤ちゃんの様子をモニターで見ながら、常に力加減を調整しています。
- 超音波(エコー)自体の安全性: ちなみに、超音波検査そのもの(使われる音波)は、長年の使用実績から、赤ちゃんへの悪影響はないとされており、安全な検査と考えられています。
エコー中、赤ちゃんが動くことがありますが、それは圧迫に驚いたり、外からの刺激に反応したりしているだけで、苦しんでいるサインとは限りません。むしろ、元気に反応している証拠と捉えることもできますよ。
少しでもリラックスして検査を受けるためにできること
とはいえ、やっぱり押される感覚が苦手だったり、痛く感じたりすることもありますよね。そんな時は、以下のことを試してみてください。
- 深呼吸をする: 検査中に体がこわばっていると、余計に圧迫感を強く感じることがあります。ゆっくり深呼吸をして、お腹周りの力を抜くことを意識してみましょう。
- 「痛い」と感じたら正直に伝える: 我慢できないほどの痛みを感じる場合は、遠慮なく技師さんやお医者さんに伝えましょう。「ちょっと痛いです」と一言伝えるだけで、力加減を調整してくれるかもしれません。コミュニケーションをとることで、不安も和らぎます。
- 目的を理解する: なぜ押されているのか理由がわかっていると、「赤ちゃんをよく見るためなんだな」と思えて、少し気持ちが楽になるかもしれません。
まとめ
妊婦健診のエコー検査でお腹を押されるのは、赤ちゃんの状態を正確に把握するために必要な場合があり、羊水や子宮に守られている赤ちゃんにとって、通常その圧力が悪影響になることはありません。医師や技師さんも、安全に配慮しながら検査を行っています。
もちろん、不快感や痛みを感じる場合は、我慢せずに伝えることが大切です。
エコー検査は、お腹の中の赤ちゃんの成長を確認できる、かけがえのない貴重な機会です。この記事で、皆さんの不安が少しでも解消され、よりリラックスしてエコー検査に臨めるようになれば嬉しいです。
残りのマタニティライフも、穏やかで素敵な時間となりますように!
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