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【妊娠中の食事】カップ麺は体に悪い?妊婦さんとカップ麺のお付き合い

つわりで食欲がない時、体がだるくてキッチンに立つのが億劫な時、あるいは無性にあの味が食べたい時。「あぁ、カップ麺、食べたいなぁ」と思うこと、ありますよね。

手軽にお腹を満たせて、種類も豊富。忙しい現代人にとっては、とても便利な食品です。でも、妊娠してからは「カップ麺って、赤ちゃんのために控えた方がいいのかな?」「体に良くないって聞くけど、何が悪いの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、妊婦さんがカップ麺を食べることについて、なぜ注意が必要と言われるのか、そしてどのように付き合っていけば良いのかをお話ししたいと思います。

 

手軽さの裏に潜む、カップ麺の「気になる点」

カップ麺の最大の魅力は、何と言ってもその「手軽さ」です。お湯を注ぐだけで温かい食事ができるのは、本当にありがたいですよね。しかし、その手軽さの裏には、妊娠中の体にとって気になる点がいくつかあります。

  • 塩分が多い! カップ麺は、味がしっかりついていて美味しいですが、スープまで飲み干すと塩分をかなり多く摂取してしまうことになります。
  • 脂質・カロリーが高め 揚げ麺を使っているものが多く、スープにも油分が含まれているため、全体的に脂質やカロリーが高めになりやすい傾向があります。
  • 栄養バランスが偏りがち 麺類が中心となるため、炭水化物はしっかり摂れますが、妊娠中に特に意識して摂りたいビタミン、ミネラル、食物繊維、そして赤ちゃんやママの体を作るたんぱく質などが不足しがちです。
  • 添加物 保存料や着色料、化学調味料など、様々な添加物が使われている場合が多いです。

 

これらの特徴が妊婦さんにもたらす懸念点

カップ麺のこれらの特徴は、妊娠中の体にとっていくつか懸念される点があります。

  • 塩分の過剰摂取: 塩分を摂りすぎると、妊娠高血圧症候群のリスクを高める可能性が指摘されています。また、体のむくみを悪化させる原因にもなります。
  • 体重増加: 高カロリー・高脂質な食事は、妊娠中の適切な体重管理を難しくさせる可能性があります。体重の急激な増加は、様々なリスクを高める要因となり得ます。
  • 栄養不足・偏り: カップ麺ばかりに頼ってしまうと、お腹の赤ちゃんに必要な栄養素が十分に届かなかったり、ママ自身の体の調子を崩したり(便秘や貧血など)する可能性が考えられます。
  • 添加物: 添加物が胎児に直接的な悪影響を与えるという明確な証拠は少ないとされていますが、種類によっては長期的な影響が分かっていないものもあります。「できるだけ自然なものを」と考える専門家や妊婦さんもいるため、気になる場合は避けるという選択もあります。

「絶対にダメ!」ではないけれど…賢く付き合う

では、妊娠中はカップ麺を絶対に食べてはいけないのでしょうか?

実は、「たまに食べる程度であれば、過度に心配する必要はない」と考える専門家も多いです。全く食べられないことによるストレスの方が、心身に良くない影響を与える可能性もあります。

大切なのは、「絶対にダメ!」と神経質になりすぎるのではなく、「頻度」と「食べ方」、そして「トータルの食事バランス」に気をつけて、賢く付き合っていくことです。

 

妊婦さんがカップ麺を食べる際の注意点と工夫

もしカップ麺を食べたくなった時は、以下の点に気をつけてみましょう。

  • 食べる頻度を減らす: 毎日や頻繁に食べるのは避け、どうしても食べたい時や、本当にどうしようもない時の「レスキューアイテム」として考えましょう。
  • スープは飲み干さない: スープに最も多くの塩分や脂質が含まれています。麺だけ、あるいは具材だけを食べるようにするだけでも、摂取量を大幅にカットできます。
  • 栄養をプラスする: 卵を落とす、冷凍ほうれん草や乾燥ワカメを入れる、カット野菜ミックスを添える、サラダチキンを乗せるなど、手軽にプラスできる具材で不足しがちな栄養素を補いましょう。
  • 飲み物を工夫する: 食事と一緒に野菜ジュースや牛乳などを摂ることで、ビタミンやミネラル、カルシウムを補うことができます。
  • 減塩タイプを選ぶ: もし選べるなら、減塩タイプのカップ麺を選んでみましょう。
  • 他の食事で調整する: カップ麺を食べた日は、他の食事で野菜をたっぷり摂ったり、たんぱく質源(肉、魚、大豆製品など)をしっかり食べたりして、一日を通して栄養バランスを調整することを意識しましょう。

 

最後に

カップ麺は、妊娠中に限らず、栄養バランスの観点からは毎日の食事として推奨されるものではありません。特に妊娠中は、ママと赤ちゃんにとって大切な栄養をしっかり摂る必要があるため、注意が必要です。

しかし、「絶対にダメ!」とストイックになりすぎてストレスを溜めてしまうのも良くありません。

ご紹介した注意点や工夫を取り入れながら、頻度を減らし、賢く付き合っていくことが大切です。どうしても食べたくなった時は、罪悪感を感じすぎずに、美味しく食べて気分転換してくださいね。

バランスの取れた食事を心がけながら、無理なく、楽しいマタニティライフを過ごしてください!

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