皆さん、こんにちは!以前、初めて大阪・関西万博を訪問した際のレポートをお届けしましたが、懲りずに(?)、そして通期パスをゲットしたこともあり、早くも2回目の万博に行ってきました!今回の訪問は、前回とは全く異なる状況。なんと、土曜日、そして事前予約一切なし、さらに天気は大雨!果たして、こんな悪条件(?)でも妊婦が楽しめるのか?という、ある意味挑戦のような訪問となりました。
前回の訪問は平日の5月15日。この時は1日券で入場し、事前の情報収集と当日予約を駆使して、人気のパビリオンを効率良く回ることができました。そして、今回の5月17日(土曜日)は、通期パスを使っての初入場です。
実は、当初はこの土曜日に行くつもりは全くありませんでした。週末は混むだろうし、雨予報も出ていたからです。しかし、前日の金曜日、たまたま夜19時頃に万博の公式サイトを覗いてみると、なんと翌日5月17日の朝9時(開場時間)の西ゲート入場予約枠に空きが出ているではありませんか!「え、土曜日なのに?しかも朝イチ?これはチャンスかも…?」と、急に心がざわつき始めました。
「取れちゃったら行くか!」というノリで、急遽行くことを決定。金曜日の夜遅くに思い立ったため、もちろん7日前抽選や3日前先着といった事前予約は一切間に合いません。今回のミッションは、「土日、予約なし(入場予約のみ)、大雨」というトリプルパンチの状況で、どれだけ万博を楽しめるか、ということになりました。まさに挑戦です!
再び西ゲートへ、今度は雨の中…
今回のアクセスも、前回と同様にシャトルバスを利用しました。前回は始発バスに乗ることができましたが、今回は出発準備に少し手間取ってしまい、始発より一本遅いバスに乗車。西ゲートに到着すると、やはり前回より人が多いな…という印象でした。
そして、予報通り、どころか予報を上回るレベルの大雨!傘をさしているだけでは全く太刀打ちできないような激しい雨が降り注いでいました。事前にコンビニで800円のカッパを購入しておいたのですが、傘をさしながらカッパを着ていたにも関わらず、もう体のあちこちがびしょ濡れです。カッパの上から傘をさしても、横から吹き付ける雨や、周りの人の傘から滴り落ちる水滴で、ズボンはあっという間にぐっしょり…。まるで雨合羽を着た意味がないかのような状態でした(苦笑)。
ただ、幸いだったのは、気温がそこまで低くなかったことです。雨で濡れるのは不快でしたが、寒くて震える、というほどではなかったので、体力の消耗は少しだけ抑えられたかもしれません。
前回、開場までの待ち時間で大活躍した折りたたみ椅子ですが、今回は残念ながら使うことができませんでした。地面は水たまりだらけで、とても座れる状況ではなかったからです。妊婦にとって長時間の立ちっぱなしは結構な負担なのですが、大雨の中ではそれは諦めるしかありませんでした。もし妊婦さんで雨の日に万博に行かれる場合は、座って待つことは難しいと考えておいた方が良いかもしれません。
大雨の中の入場:手荷物検査の試練
9時の開場時間になると、前回と同様に手荷物検査が始まり、入場ゲートへと進むことができます。ここでちょっとした試練が…。
手荷物検査では、リュックなどのカバンを検査機に通す必要があります。私たちはカバンを背負った上からカッパを着ていたのですが、手荷物検査の度にカッパを脱いでカバンを下ろし、検査を受けて、またカバンを背負ってカッパを着直す…という作業が大雨の中で非常に面倒でした。かといって、カッパの外側にカバンを持つと、カバンがびしょ濡れになってしまうので、これも困ります。
もし雨予報の場合は、手荷物のまとめ方や、すぐに取り出せるようにしておくものを考えておくと良さそうです。
手荷物検査を終え、ゲートを通過できたのは9時6分頃。開場直後としては比較的早めに入場できた方だと思います。
予約なしでの挑戦:当日予約の裏技は使えるか?
会場に入ると、前回同様、目当てのパビリオンに向かって一斉に歩き始める人々の姿が見えます。土曜日ということもあり、前回以上の人がいる印象です。しかし、この日は大雨だったためか、「ダッシュ!」というよりは、皆さん足元に気をつけながら早歩き、といった感じでした。
妊婦である私は、滑って転倒する危険を避けるため、端の方をゆっくりと、慎重に歩いていきます。他の人のペースに巻き込まれないように、自分の安全を最優先です。
今回の最大のテーマは「予約なしで楽しめるか」です。もちろん、人気のパビリオンは事前予約で埋まっていることは予想していましたが、当日予約枠に全てを賭けます。前回成功した「当日予約機で1つ予約を取り、その後すぐにスマホアプリで2つ目の予約を取る」という裏技を今回も試みます。
当日予約機に到着すると、前回は私たちの他に誰も待っていませんでしたが、今回は既に7人ほどが並んでいました。土曜日の朝イチの人気ぶりが伺えます。私たちの前に並んでいた方が、どうやら先にスマホで予約を取ろうとしていたようで、当日予約機でエラーが出て困っている様子でした。やはり、この裏技を使うには「当日予約機で予約→すぐにスマホで予約」という順番が重要なようです。
さて、今回の当日予約で狙っていたのは、前回見られなかった大人気の「ガンダムパビリオン」と「モンスターハンターパビリオン」!意気揚々と予約機の画面を見ると…無情にも「空きなし」の文字。
ガーン…。やはり土曜日の朝イチ、この時間では遅かったか…。人気のパビリオンの当日予約は、本当に一瞬で埋まってしまうようです。事前予約なしで土日に行く場合、人気のパビリオンを見るのはかなり厳しいという現実を突きつけられました。
仕方なく、プランを切り替えます。人気パビリオンは諦め、比較的予約が取りやすい、または予約なしでも入りやすいパビリオンを狙うことにしました。当日予約機で取れたのは「関西パビリオン」の13時からの回。そして、すぐにスマホアプリで「日本館」の11時30分からの回を予約することができました。狙い通りとはいきませんでしたが、何とか2つの予約を確保できました。
雨宿り兼ねて?ベルギー館で朝食ワッフル
予約が取れたパビリオンの時間まで少し間があったので、まずは何か軽く食べようということになりました。朝から大雨で体も冷えていたので、温かいものが欲しくなります。ここで向かったのが、前回食べられなかった「ベルギー館」のワッフル!
雨の中、ベルギー館のフードスタンドへ。朝早かったためか、お客さんはまだほとんどいません。一番乗りでワッフルを購入することができました!プレーンとチョコレートを一つずつ。熱々のワッフルは、外はサクッと、中はふわっとしていて、めちゃくちゃ美味しかったです!期待通り、いや期待以上でした。これはぜひリピートしたい!
一緒にポテトも購入しました。こちらも揚げたてで美味しかったのですが、ケチャップとマヨネーズがかけられており、手が汚れるのが難点…。食べる場所を選んだり、ウェットティッシュなどを準備しておくと良いかもしれません。でも、美味しかったです!
熱々のワッフルとポテトで体も温まり、小腹も満たされたところで、いよいよパビリオン巡り再開です。まだ雨は降り続いています。
雨の中、予約なしで入れるパビリオンを探す
予約したパビリオンまでまだ時間があるので、予約なしでも入れそうな海外パビリオンを狙います。まずはベルギー館の近くにあった「イギリス館」へ。
朝早かったことと、大雨だったからか、イギリス館も予約なしでスムーズに入場することができました。館内は、イギリスの発明やイノベーションに焦点を当てた展示が多く、映像を用いたり、体験型の要素を取り入れたりと、結構面白かったです。歴史的な発明から最先端技術まで、様々な分野が紹介されていました。最後の、マスコットキャラクターが変身したらボタンを押す、というゲームコーナーはちょっと微妙でしたが(笑)、全体的には楽しめる内容でした。
イギリス館の面白い点が、出口がギフトショップとレストランのある1階だけでなく、未来の交通に関するイベント展示がある3階にも繋がっていることでした。本来は外にも展示があるそうですが、この日は大雨のため室内の展示のみ観覧可能でした。それでも、興味深い展示内容でした。
ちなみに、1階のレストランでは、話題の5000円の高級アフタヌーンティーも気にはなりましたが、今回のミッションはパビリオン巡りなので、ここは後ろ髪を引かれつつスルー。
イギリス館の次は、お近くの「ポーランド館」へ。こちらも特に待ち時間なく、予約なしで入ることができました。ポーランド館は、他のパビリオンとは少し雰囲気が異なり、芸術的な要素が強い印象でした。
来場者が選んだ選択肢によってオリジナルの花のアートが生成される映像コンテンツや、抽象的な展示が多く、感性が刺激される空間でした。最後の方には、1970年の大阪万博を彷彿とさせるような、透明な球体の中に入って鑑賞する展示もありました。
また、伝統的な織物の映像と、実際に職人さんが織っている様子を見ながら説明を聞ける展示もあり、興味深かったです。ショップはアクセサリー類がメインで、あまりゆっくりは見ずに退出しました。
妊婦さんの強い味方、再び!中国館の優先レーン
雨の中のパビリオン巡りで、少し体も冷えてきました。ここで、事前に「妊婦さん優先レーンがある」と調べておいた「中国館」へ向かいます。やはり、妊婦にとって待ち時間の負担は大きいので、優先レーンは本当にありがたい存在です。
中国館の入口で係員さんに「妊婦なのですが、優先レーンはありますか?」と尋ねると、今回も快く優先レーンに案内してくださいました。この日は特に雨がひどかったので、行列に並ばずに済んだことが、本当に助かりました。ありがとうございます!
館内は、中国の長い歴史や文化、そして最新技術などを紹介する展示でした。歴史ある美しい展示物の数々を見ることができ、見応えがありました。
日本の僧侶である「空海」の木彫り像も展示されており、思わず写真を撮ってしまいました。
また、「月の石」も展示されており、本物の月の石を間近で見られるなんて、すごい経験です。まぁ、チリにしか見えませんけどね。
ショップは、パンダグッズが豊富でとても可愛かったです!色々な種類のパンダのぬいぐるみや雑貨があり、見ているだけでも癒やされます。しかし、そこで見かけた「パンダの赤ちゃんの人形がついた箱」のお値段に衝撃を受けました。なんと、58,600円!Nintendo Switchが2台買えてお釣りが来る値段です…。可愛いけど、さすがに手が出ませんでした(苦笑)。
雨上がりと、まさかの光景…
中国館を出る頃には、奇跡的に雨が上がっていました!やったー!と思いつつも、一日中雨にさらされた靴はぐっしょりで、足元が非常に不快です。でも、とりあえずカッパと傘から解放されただけでも気分は晴れやかになりました。
少し休憩がてら、何か飲み物でも…ということで、会場内の飲食店を物色。ブラジルの「アサイーシェイク」と、コロンビアの「チーズパン」を購入して、雨上がりの空の下で小休憩を取りました。アサイーシェイクは冷たくて美味しく、チーズパンはもちもちとした食感が良かったです。
休憩を終え、予約していた日本館の時間まで少しあったので、近くにあった「トルクメニスタン館」に行ってみようか、ということになりました。しかし、入口に行ってみると、「技術的な問題により一時的に閉鎖しております」との貼り紙が…。残念!せっかく来たのに。
仕方がないので、予約時間まで「大屋根リング」の下で雨宿り兼ねて休憩しようか、と向かってみました。しかし、そこで私たちは衝撃の光景を目にすることになります。
大屋根リングを支える太い柱に、びっちりと大量の虫が付いているのです!おそらく「ユスリカ」という種類の虫だと思いますが、それが柱一面にびっしりと張り付いていて、見ているだけでゾワゾワします…。うっかりもたれかかろうものなら…と想像すると、気持ちが悪くなり、とてもそこでゆっくり休憩する気にはなれませんでした。雨上がりで湿気が多かったからでしょうか。これも自然豊かな万博ならではの光景…なのかもしれませんが、ちょっと衝撃的な体験でした。
人気すぎて断念!ミャクミャクくじ
虫の衝撃を引きずりつつ、何か他のことで気分転換を…と思い、万博公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズが当たる「ミャクミャクくじ」をやってみようか!と、くじ売り場へ。しかし、そこにはさらに衝撃の光景が…。
ミャクミャクくじを引くための大行列ができており、その列が大屋根リングの下まで伸びているのです!おそらく、並び始めてからくじを引くまでに1時間以上はかかるだろう…というレベルの混雑でした。人気のミャクミャク恐るべし。妊婦の体でこの行列に並ぶのは無謀だと判断し、泣く泣くミャクミャクくじは諦めました。土日の万博、人気のものは何でも行列ですね。
当日予約で入れた日本館と関西パビリオン
気を取り直して、予約していた11時30分からの「日本館」へ向かいます。予約時間に入場ゲートへ。日本館も人気パビリオンの一つですが、予約していたおかげでスムーズに入場できました。
日本館は、日本の文化や技術、自然などを紹介するパビリオンです。館内では、藻の「キティちゃん」や、お馴染みの「ドラえもん」が登場するコンテンツなどがあり、子供から大人まで楽しめるような工夫がされていました。
途中のギフトショップでは、可愛らしいドラえもんのキーホルダーと、キティちゃんのピンバッジを見つけてしまい、思わず購入。万博に来た記念です(笑)。
展示内容では、日本の発酵技術に関する「麹菌」の話なども出てきて、個人的には理系の人間なので、こういう科学的な視点からの展示は面白かったです。日本の多様な魅力を改めて感じられるパビリオンでした。
日本館の次は、予約していた13時からの「関西パビリオン」へ。こちらは、関西各府県の魅力や取り組みを紹介するパビリオンです。館内に入ると、関西の各都道府県ごとのブースが並んでいます。
和歌山県のブースでは、江戸時代の名医「華岡青洲」に関するお話を聞くことができましたが、語り部の方が少し緊張されていたのか、話の内容が少し分かりにくかったのが残念でした。
私たちは、徳島県のブースで「藍染体験」をすることに。簡単な布に藍染をする体験でしたが、伝統工芸に触れることができて楽しかったです。他にも魅力的な体験コーナーがあったようですが、体験するには列に並ぶ必要があり、時間が限られていたため、藍染体験だけに参加しました。他の体験もしたかったな、という気持ちは残りました。
ランチ難民寸前?!ビリヤニ探しの旅
関西パビリオンを出ると、時間は14時を過ぎ、お腹がペコペコです。何か食べようと、また飲食店エリアへ。ここで、前回から気になっていた、ミャクミャクのボトルに入ったミックスジュース(1100円)が欲しい!と思い、売っているお店へ。しかし、ここも大行列…。10分ほど並びましたが、列がほとんど進まず、このままではランチを食べる時間がなくなってしまう!と判断し、泣く泣く断念しました。人気の限定品は、購入するのも一苦労ですね。
美味しいものが食べたい!ということで、今回は「インドのビリヤニ」を食べることを目標に定めました。ビリヤニが美味しいという情報をどこかで見た気がしたのです。万博マップを頼りに、インド館を目指して歩きます。
しかし、ここで私がうっかりミスを犯しました。インド館と「インドネシアパビリオン」を勘違いしてしまったのです!地図を見て、それっぽい方向へ歩いていき、到着したのはインドネシアパビリオン。
入口で「レストランはどこですか?」と尋ねると、「出口から入ってください」とのこと。え?と思いながらも言われた通りに出口から入ってみると、そこには確かにレストランエリアが。メニューを見ると、ビリヤニらしきものは見当たりません。あれ?と思いつつ、せっかく入れたのだから何か食べよう、とメニューを選びます。
選んだのは「春雨と肉団子のスープ」正式なメニュー名は忘れました。価格は1650円。2人分を注文しました。味は、可もなく不可もなくといった感じでしたが、タピオカ粉が練り込まれているらしい肉団子の食感が独特で、これが異国感があって面白かったです。やはり万博価格で、スープ一杯に1650円はなかなかの値段ですが、これも経験ということで。
私たちがスープを食べ終わる頃には、なんとそのスープも「売り切れ」になっていました!危なかった…。ランチタイムのピークを過ぎても、人気のお店ではどんどん商品が売り切れてしまうようです。お目当てのものを食べたい場合は、早めの時間に行く必要があります。
インド館でビリヤニ、そして急げ!ガンダムへ!
インドネシアパビリオンを出て、そこでようやく「あれ?ビリヤニってインドネシアじゃなくてインド料理では?」と気づいた私たち…。大慌てでお隣の「インド館」へ移動します。今度こそビリヤニにありつくぞ!
事前に調べていた情報によると、インド館の出口付近にフードコーナーがあると聞いていたので、パビリオンの中に入らなくても食事が買えるものだと思っていました。しかし、実際に行ってみると、フードコーナーはパビリオンの中にあるらしく、食事をするにも「インド館に入場する」必要があるシステムでした。しかも、中に入ると、ビリヤニを求める人々で大行列!
「えー!並ばなきゃダメなの?!」と落胆しましたが、せっかくインド館まで来たし、もう口はビリヤニになっているし…ということで、意を決して行列に並びます。この行列がなかなか進まない…!結局、料理を注文するまでに30分、そして注文してから受け取るまでにさらに10分ほどかかりました。まさか、食事にこんなに時間がかかるとは…
ようやく念願のビリヤニをゲットできた時には、既に時間は15時45分を回っていました。そして、私たちのガンダムパビリオンの当日予約時間は15時48分!やばい!
手に入れた熱々のビリヤニを、とりあえず5口くらいかき込んで、残りは容器ごとカバンの中に詰め込み、大急ぎでガンダムパビリオンへ向かいました。「食レポする余裕なんてない!」という、慌ただしいランチとなりました(苦笑)。
念願のガンダムパビリオン!クオリティに感動
時間がギリギリでしたが、何とか予約時間内に「ガンダムパビリオン」に滑り込みました!朝イチで予約が取れず諦めていたのですが、奇跡的に当日予約でゲットできていたのです。
ガンダムパビリオンは、万博のパビリオンの中でも特に人気が高く、クオリティが高いと聞いていました。実際に体験してみると、その評価に納得です!映像やギミックが本当に凝っていて、まるでUSJのアトラクションのようでした。ストーリー性もあり、参加者を惹きつける演出が見事です。
ちなみに、私自身はガンダムについてほとんど知識がありません…。アムロ・レイ、シャア・アズナブル、ザク、くらいしか知らないレベルです。それでも、パビリオンの世界観に入り込み、十分に楽しむことができました!ガンダムファンの方はもちろん、全く知らない人でも楽しめるようなエンターテイメント性の高いパビリオンでした。
タイムリミット迫る!妊婦優先レーンを最大限に活用
ガンダムパビリオンを出ると、時間はもう16時半を過ぎていました。私たちは梅田で夕方から用事があったため、18時には万博会場を出る必要がありました。残された時間はあと1時間半弱です。
この短い時間で、少しでも多くのパビリオンを見たい!そこで、頼りになるのが「妊婦さん優先レーン」です。時間が限られている中で、待ち時間を減らすために最大限に活用することにしました。
まずは、「サウジアラビアパビリオン」。こちらも妊婦さん優先レーンがあると調べていたので、入口で尋ねてみると、快く優先レーンに通してくださいました。館内では、音楽ショーが行われていたり、3Dプリンターでサンゴ礁を作るユニークな展示があったりしました。砂漠の国が海中生物の保護に取り組んでいるという点が興味深かったです。
次に、「スペイン館」へ。こちらも妊婦さん優先レーンがあるという情報でした。しかし、入口が少しわかりにくく、「どこから優先レーンに行けばいいんだろう?」と迷ってしまい、とりあえず通常の入口の階段を上ってみました。すると、この時間はたまたま列がほとんどなく、階段を上ってすぐにスムーズに入館できてしまいました。後からわかったのですが、レストランエリアの奥に進むと、エレベーターで入れる優先入口があったようです。ベビーカーの方などがそちらから入っていました。最初にそちらを探せば良かった!
スペイン館の展示は、スペインが水に囲まれた国であり、海や水資源を大切にしていることなどをアピールする内容でした。映像や美しい展示で、スペインの魅力を感じることができました。
スペイン館にもレストランがあり、19種類のピンチョスとタパスのセットが5500円で提供されていました。なかなかのお値段ですが、見るからに美味しそうで、こちらも気になりましたが、時間がないので断念。
最後に、「タイパビリオン」へ。こちらも妊婦さん優先レーンがあると調べていたので、入口で尋ねると、スムーズに入館させてくださいました。タイパビリオンは、基本的に映像コンテンツが多く、タイの自然や文化、観光名所などが紹介されていました。館内ではタイ古式マッサージの体験もできるそうですが、こちらは既に予約で埋まっていました。どうすればこのマッサージの予約が取れるんだろう…と気になりました。
タイパビリオンの出口にはフードコーナーがありました。ここで、小腹が空いてきたので、タイ風焼き鳥ともち米のセット(1590円)を購入。
しかし、購入に思いのほか時間がかかってしまい、時計を見ると既に18時近く!食べる時間がなかったので、これもカバンに詰めて持ち帰ることにしました。
時間切れ!桜島経由で帰路へ
タイパビリオンを出たところで、タイムリミットの18時になりました。名残惜しいですが、万博会場を後にします。今回は西ゲートから、桜島方面行きのシャトルバスに乗って帰りました。桜島行きのバスに乗ると、そこから梅田方面へのアクセスが良いので、非常に便利です。時間に余裕がなく、バスに飛び乗るような感じだったので、写真を撮るのをすっかり忘れていました。
こうして、土曜日、予約なし、大雨という悪条件の中での2回目の万博訪問は終了しました。
まとめ:土日・予約なしでも楽しめる?妊婦優先レーンは神!
今回の土日・予約なしでの万博訪問を通して感じたのは、「土日でも、朝早く入場できれば、予約なしでも十分に楽しめる!」ということです。ただし、人気のパビリオン(ガンダム、モンハン、日本館など)の当日予約は非常に難しく、朝イチで一瞬で埋まってしまう可能性が高いです。
しかし、今回のように当日予約が取れなくても、午前中の早い時間帯や、比較的空いているパビリオンを狙えば、予約なしでもスムーズに入れる場所はたくさんありました。事前に少し下調べをして、「予約が取れなかった場合の代替プラン」をいくつか考えておくと、焦らずに楽しめると思います。
そして何より、妊婦さんにとって「妊婦優先レーン」は本当にありがたい存在でした!中国館、サウジアラビア、スペイン館(入口を見つければ)、タイパビリオンと、複数のパビリオンで優先的に入れていただき、長い行列に並ぶ負担を避けることができました。これは妊娠中の体には本当に助かります。特に、私のようにこれから臨月が近づいてくる妊婦さんにとっては、優先レーンを活用できるかどうかが、万博を楽しめるかどうかの大きな鍵になると思います。もし妊婦さんで万博に行かれるなら、ぜひ積極的に「妊婦優先レーンはありますか?」と尋ねてみてください。遠慮は要りません!
大雨という悪天候だったことも、ある意味では幸いしたのかもしれません。もし晴れていたら、もっと多くの人が来ていて、どこもかしこも大行列だった可能性も考えられます。雨で来場を控えた人もいたでしょうし、雨のおかげで少し混雑が緩和された部分もあったのかもしれません。
今回の反省点は、食事に時間がかかりすぎて、予約していたパビリオンの時間に間に合いそうになかったこと、そして突然の雨対策が甘かったこと(カッパと手荷物の問題)です。飲食についても、人気のお店は行列や売り切れが多いので、食べたいものがある場合は計画的に行動するか、ピークの時間帯を外すなどの工夫が必要です。
通期パスを購入したことで、今回の予約なし&悪天候という「挑戦」も、気兼ねなく楽しむことができました。「もし今日楽しめなくても、また来ればいいや」と思えるのは、通期パスの大きなメリットです。臨月になる前に、あと何回か万博に行って、今回見られなかったパビリオンや、新しい発見を楽しみたいと思っています!
妊婦さんへ:土日万博を楽しむためのアドバイス(2回目訪問を踏まえて)
土日に万博に行きたいと考えている妊婦さんへ、今回の体験を踏まえたアドバイスです。
- 朝イチの入場予約は必須級!
特に人気のパビリオンを見たい場合は、土日の当日予約は非常に厳しいです。可能な限り、事前予約で人気のパビリオンを確保するか、入場予約で朝イチの枠を取って、当日予約に賭けるのが良いでしょう。 - 予約なしでも楽しめる場所はたくさんある!
たとえ人気のパビリオンの予約が取れなくても、予約なしでも比較的スムーズに入れるパビリオンや、イベント、展示などはたくさんあります。事前にマップなどで「予約なしで楽しめる場所」をいくつかチェックしておくと安心です。 - 「妊婦優先レーン」を積極的に活用!
これは土日・平日に関わらず、妊婦さんの強い味方です。遠慮せずにスタッフさんに尋ねてみましょう。行きたいパビリオンに優先レーンがあるか、事前に情報収集しておくのも良いでしょう。(ただし、状況によっては実施していない場合や、利用条件がある場合もあります。) - 悪天候対策は万全に!
雨予報の場合は、防水対策をしっかり行いましょう。特に足元が濡れると不快なので、防水の靴や、濡れても替えられる靴下などがあると良いかもしれません。折りたたみ椅子は、雨の日は使えない可能性があることを考慮に入れておきましょう。 - 休憩スポットと飲食計画も大切!
土日は混雑が予想されるため、休憩できる場所や飲食店の確保も重要です。特定の飲食店で食べたいものがある場合は、早めの時間に行ったり、行列覚悟で並んだり、テイクアウトできるものを探したりと、計画的に行動しましょう。 - 無理は禁物!自分のペースで。
土日は平日よりも人が多いので、人混みの中を歩くのは妊婦さんにとって負担になることもあります。体調と相談しながら、無理せず、自分のペースで回ることが最も大切です。いつでも休憩できるよう、休憩スポットの場所も把握しておきましょう。
土日の万博は、平日とはまた違った賑やかさや雰囲気があります。事前準備と、何よりもご自身の体を大切にしながら、大阪・関西万博を楽しんでくださいね!
注釈:
- この記事は2025年5月17日の訪問に基づいています。会期中の状況は変化する可能性がありますので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
- パビリオンの内容に関する記述は、ネタバレを避けるため抽象的な表現を用いています。
- 妊婦優先レーンの実施状況は、パビリオンや日によって異なる場合があります。現地でご確認ください。