
連日大盛況の大阪・関西万博!私も何度か足を運んでいますが、今回は特に「人が多い!」と感じた日の体験談です。時刻は午後の15時頃。太陽はそこまできつくはありませんでしたが、会場内の熱気と人の多さで、立っているだけでも汗が吹き出すような状況…。お腹の大きい妊婦にとっては、まさに試練の時間帯です。
「どこか涼しいパビリオンで少し休憩したい…でも、どこもかしこも長蛇の列だろうなぁ…」と、半ば諦めかけていたその時、ふと目に飛び込んできたのが「トルクメニスタン館」でした。中央アジアに位置するこの国、正直なところ、私にとってはあまり馴染みがありませんでしたが、この出会いがまさか今日のハイライトの一つになるとは、この時は思いもしませんでした。
酷暑と行列地獄…その中で見つけた一筋の光、トルクメニスタン館の優先レーン

その日の万博会場は、本当に「めちゃくちゃ人が多い!」の一言に尽きました。人気パビリオンはもちろんのこと、少しマイナーかな?と思われるパビリオンでさえ、入口には長い待機列が形成されている状況。気温もぐんぐん上がり、日陰を求めてさまよう人々、そしてぐったりと座り込む人々の姿もちらほら…。私も、お腹の重さと暑さで体力をどんどん奪われ、「もう限界かも…どこか座れる場所はないの…」と、心が折れかかっていました。
そんな時、トルクメニスタン館の入口付近に、何やら通常の待機列とは別に、右側にもう一つレーンが設けられているのを発見!「もしかして…これって優先レーン?」と淡い期待を抱きました。周囲を見渡しても、そのレーンに案内しているスタッフの方の姿は見当たりません。一瞬躊躇しましたが、「ダメ元でも聞いてみよう!」と、意を決してそのレーンの方へ進んでみました。
レーンの先、パビリオンのドアの内側に立っていたスタッフの方に、「妊娠中なのですが、優先的に入館させていただくことは可能でしょうか…?」と、恐る恐る声をかけてみると…!なんと、そのスタッフの方は嫌な顔一つせず、快くレーンの中へと通してくださったのです!
この時の安堵感と感謝の気持ちといったら…!「ああ、助かった…!」と、心の中で何度も叫びました。暑い中、お腹を抱えて長時間立ち続けることの辛さは、経験したことのある妊婦さんならきっと分かってくださるはず。そこから解放されるというだけで、本当に天にも昇るような気持ちでした。そして、驚くことに、そこからわずか5分ほどで、スムーズに館内へと案内していただけたのです!まさに神対応!この迅速な対応には、本当に頭が下がる思いでした。
妊婦さん必見!トルクメニスタン館の優先レーン情報
- 場所:通常の待機列の右側に設けられていることが多いようです(当日の状況による可能性あり)。
- 利用方法:入口付近に案内スタッフがいなくても、諦めずにドアの内側にいるスタッフの方に声をかけてみましょう!
- 待ち時間:私の場合、混雑時でも5分程度で案内されました!(※あくまで個人の体験です)
暑さや行列で辛い思いをしている妊婦さんにとって、まさに救世主のような存在です!
白亜の異空間へ!トルクメニスタン館の驚きと発見
ようやく涼しい館内へと足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは、ドーン!と壁一面に飾られた、現大統領セルダル・ベルディムハメドフ氏の大きな肖像画でした。「お、おぉ…!」と思わず声が出そうになるほどの存在感。これぞ、中央アジアの国のパビリオンならではの光景かもしれませんね。少し驚きましたが、これもまた異文化体験です。
実は私、トルクメニスタンという国について、以前テレビ番組の「クレイジージャーニー」で、写真家の佐藤健寿さんが訪れていた回を見たことがあったんです。その番組で紹介されていたトルクメニスタンは、首都アシガバットの建物も、街を走る車も、何もかもが真っ白!という、まるでSF映画のような、異彩を放つ国として描かれていました。夜にはカラフルにライトアップされるものの、日中はとにかく「白」が際立つ都市…。そんな強烈な印象があったのです。

そして、このパビリオンの内部も、まさにそのイメージを彷彿とさせるものでした。館内は白い光が非常に強く、明るく輝いていて、他のパビリオンとは明らかに異なる独特の雰囲気を醸し出しています。「ああ、テレビで見たあの白い国の世界観が、ここに再現されているんだな」と、なんだか不思議な感動を覚えました。きらびやかでありながらも、どこか近未来的な、そんな空間です。

展示内容も興味深いものでした。意外だったのは、国内で生産されているという革靴や洗剤といった日用品なども数多く展示されていたこと。トルクメニスタンというと、どうしても閉鎖的な国のイメージが先行してしまいますが、これらの展示からは、国民の生活水準も高く、私たちの生活と何ら変わらない、むしろより豊かかもしれない側面も垣間見ることができました。「なるほど、先進国と変わらない生活がここにもあるんだな」と、新たな発見と驚きがありました。
3階カフェレストランの誘惑と、テラスからの眺め

館内を一通り見学し、順路に沿って進んでいくと、3階にはカフェレストランがありました。お洒落で落ち着いた雰囲気でメニューには、トルクメニスタンのお茶や軽食などが用意されており、多くの来場者で賑わっていました。
「少し休憩していこうかな?」と思い、ネットで待ち時間を調べてみると実測で40分待ちくらいとのこと。うーん、40分かぁ…。さすがに人気のようです。魅力的な空間でしたが、今日の私の体力と、この後のスケジュールを考えると、ここで40分待つのは少々厳しい…。残念ですが、今回はカフェの利用は諦めることにしました。
カフェにはテラス席へと続くドアがあり、そこから外の景色を眺めることができました。実際にテラスに出てみると、万博会場の南側、大屋根リングがありました。夜には遠くなりますが噴水ショーなども見渡せるのではないかと思います。「ああ、次回万博に来る機会があったら、ぜひこのカフェでゆっくりお茶をしてみたいな…」と、後ろ髪を引かれる思いでその場を後にしました。
「独裁国家」のイメージと、実際に触れた優しさ

トルクメニスタンというと、ニュースなどでは「独裁国家」として報道されることもあり、少し近寄りがたい、閉鎖的なイメージを抱いている方も少なくないかもしれません。私も、正直なところ、そういった先入観が全くなかったわけではありません。
しかし、今回このトルクメニスタン館を訪れ、まず何よりも妊婦である私に対して、非常に親切かつ迅速に対応してくださったスタッフの方々の優しさに触れたこと。そして、館内で見た国民生活の一端からは、私たちの日常と変わらない、むしろ豊かささえ感じさせる側面を知ることができました。
もちろん、パビリオンの展示だけでその国の全てが分かるわけではありません。それでも、実際に自分の足で訪れ、自分の目で見て、そしてそこにいる人々と少しでも触れ合うことで、メディアを通して植え付けられたイメージとは異なる「何か」を感じ取ることができる。それこそが、万博の持つ大きな意義の一つなのではないかと、改めて感じさせられました。
結論:トルクメニスタン館は、妊婦さんにこそ訪れてほしい穴場スポット!
というわけで、私のトルクメニスタン館体験。当初はあまり期待していなかった(失礼!)のですが、結果的には「行って本当に良かった!」と心から思える、素晴らしいパビリオンでした。
特に、あの炎天下と大混雑の中で、妊婦優先レーンをスムーズに利用させていただけたことは、まさに砂漠でオアシスを見つけたような、いや、それ以上の感動と感謝がありました。スタッフの方々の親切な対応は、万博での忘れられない思い出の一つです。
「独裁国家」というイメージがあるかもしれませんが、少なくともこの万博会場で私が出会ったトルクメニスタンは、妊婦にはとても優しく、そして魅力的な文化と未来への可能性を感じさせてくれる国でした。
もし、万博会場で「暑い…疲れた…どこか涼しくて、あまり並ばずに入れるパビリオンはないかな…」と困っている妊婦さんがいらっしゃったら、ぜひこのトルクメニスタン館を思い出してみてください。きっと、あなたにとっても素晴らしい「救いの場所」そして「新たな発見の場所」になるはずです!