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黄砂で車がドロドロ… ボディに傷をつけない正しい洗車方法!

春先など、黄砂が飛んでくる季節になると、せっかく洗車したばかりの車が、あっという間にうっすら黄色っぽく、そして雨に濡れるとドロドロになんて経験、ありませんか?

「もう!また汚れてる!」と、ため息をついている方も多いのではないでしょうか。

早くきれいにしたい気持ちは山々ですが、実はこの黄砂汚れ、普通の砂汚れとはちょっと違う厄介者なんです。誤った方法で洗車してしまうと、大切な車のボディに細かい傷をつけてしまう可能性があります。

今回は、黄砂で車が汚れてしまった場合のおすすめの洗車方法と、洗車する際の注意点についてお話ししたいと思います!

 

黄砂汚れの「何が」厄介なの?

黄砂は、中国大陸の砂漠地帯などから偏西風に乗って飛んでくる、非常に細かい砂の粒子です。

この粒子が、車に付着すると何が問題かというと

  • 粒子が硬い! 黄砂の粒子は、石英など硬い成分を含んでいます。そのため、乾いたままの状態で強く擦ったり、付着した黄砂の上からゴシゴシ洗ったりすると、ヤスリのようにボディの塗装面を削ってしまい、無数の細かい傷(洗車傷)がついてしまうリスクが高いのです。
  • 雨に濡れると固まる! 黄砂が雨に濡れると、粘土のようにボディにへばりつき、さらに落ちにくくなります。乾燥するとガッチリ固まってしまうこともあります。

 

黄砂汚れにおすすめ!傷つけないセルフ洗車方法

黄砂汚れを安全に落とすなら、手洗い洗車がおすすめです。洗車機でも綺麗にはなりますが、ブラシで擦るタイプの洗車機だと、黄砂の粒子で傷をつけてしまうリスクが手洗いよりも高くなります。

ここでは、黄砂汚れをボディに傷をつけずに優しく洗い流すための、セルフ手洗い洗車のステップをご紹介します!

 

【準備】洗車日和を選びましょう

洗車は、風の強い日や炎天下の晴れた日を避け、曇りの日や日陰で行うのがベストです。風が強いと、せっかく洗い流した黄砂がまた付着したり、洗車中に砂埃が飛んできてボディに傷をつけたりする可能性があります。炎天下では、洗剤や水滴がすぐに乾いてしまい、シミ(ウォータースポット)の原因になります。

 

ステップ①:まずは「念入りな予洗い」!これが最も重要!

黄砂洗車で最も大切なのが、この予洗いです!

いきなりスポンジやクロスで擦ってはいけません! まずは、高圧洗浄機やホースを使って、車全体に付着した黄砂を、水圧で洗い流すことに集中します。

ボディの上から下へ、ルーフ、ボンネット、側面、そして最後に足回りという順番で、できるだけ多くの黄砂の粒子を水の力で飛ばすイメージで、念入りに行いましょう。この予洗いを丁寧に行うことで、その後の洗車でボディを傷つけてしまうリスクを大幅に減らすことができます。ドアの隙間など、黄砂が溜まりやすい場所も意識して洗い流しましょう。

 

ステップ②:たっぷりの泡で優しく洗う

バケツにたっぷりのカーシャンプーを泡立てます。黄砂が混じった水を洗い流したら、新しいきれいな水でシャンプー液を作りましょう。

洗車用グローブや、きめの細かい柔らかい洗車用スポンジを使って、ボディを決してゴシゴシ擦らず、泡で汚れを浮かせるようなイメージで優しく洗います。ここでも、ボディの上から下へ洗っていくのが基本です。スポンジに砂などが付いていないか確認しながら行いましょう。

 

ステップ③:泡と汚れをしっかり洗い流す

シャンプーの泡と、泡で浮かせた汚れを、上から下へ丁寧に洗い流します。泡がボディに残るとシミの原因になるので、時間をかけてしっかりと洗い流しましょう。

 

ステップ④:拭き上げは素早く優しく

吸水性の高いマイクロファイバークロスなどを使って、水滴を素早く拭き取ります。水滴が乾いてしまうと、ウォータースポットという白い輪っかのシミになってしまいます。

拭き上げも、ボディをゴシゴシ擦るのではなく、クロスの吸水性を活かして、ポンポンと軽く押さえるように、またはボディの上を滑らせるように優しく行いましょう。ドアの隙間やミラーの付け根など、水滴が溜まりやすい場所も忘れずに拭き取ります。

 

ステップ⑤(任意):ワックスやコーティングで保護

きれいに洗車できたら、ワックスをかけたり、コーティングを施したりするのもおすすめです。撥水性が高まり、次に黄砂が付着した際に汚れが落ちやすくなる効果が期待できます。

 

洗車機はどうなの?プロに頼むのは?

洗車機は手軽ですが、前述の通り、ブラシで擦るタイプの洗車機だと黄砂による傷のリスクがあります。もし洗車機を利用する場合は、ブラシを使わない「ノンブラシタイプ」を選んだり、セルフ洗車場で高圧洗浄機のみを利用したりする方が、傷のリスクは低くなります。

自分で洗うのが難しい、もっと完璧にきれいにしたい、傷が気になるという場合は、プロの洗車サービスやコーティング専門店に依頼するのも良い方法です。黄砂洗車に慣れている専門業者であれば、安心して任せられます。

 

最後に

黄砂汚れは、見た目以上にデリケートな汚れです。大切な車を傷から守るためには、何よりも予洗いをしっかりと行うことが最も重要です。

ご紹介した手順で優しく洗車することで、黄砂汚れをきれいに落とし、車のきれいな状態を保つことができます。

黄砂シーズンでも、愛車をピカピカに保って、快適なドライブを楽しんでくださいね!

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