不妊治療で初めての卵胞刺激ホルモン注射を自宅で——その体験談

不妊治療を始めてしばらく経ち、ついに卵胞刺激ホルモン(FSH)の自己注射に挑戦する日がやってきました。クリニックで注射の方法を教わったものの、実際に自宅で行うとなるとやはり緊張が伴います。このブログでは、その体験を共有したいと思います。

 

注射前の準備

注射には、病院で処方されたペンシル型の注射器を使用しました。このタイプの注射器は、あらかじめ薬剤がセットされており、薬液を充填する手間がないため初心者にも扱いやすい設計です。

準備が整ったら、いよいよ注射の時間です。お腹の皮下に打つため、事前にアルコール綿でしっかりと消毒しました。手が震えるのを感じながらも、赤ちゃんを迎えるための一歩だと思い、自分を奮い立たせました。


いざ、自己注射

注射する場所を決め、ペンシル型注射器を持って針を皮膚に刺しました。思っていたよりも痛みは少なく、「これなら大丈夫かも」と少し安心しました。ペンのボタンを押して薬液を注入し、10秒待つよう指示されたのでそれに従い、針を抜いた後は消毒をもう一度行いました。

クリニックで見た通りに進めることができたものの、心の中では「これで本当に合っているのだろうか」という不安がよぎります。しかし、自己注射の大切なポイントを守ることで、きちんとした処置ができたのではないかと思います。


注射後の感想と振り返り

注射が終わった後もほとんど痛みはなく、きちんと注射できているのかと不安になrました。それでも、「この注射が私たちの夢に近づけるものだ」と思うと、不安よりも希望が膨らみます。

翌日以降も自己注射を継続する予定ですが、1日目を乗り越えたことで少し自信がつきました。夫も「すごいね、よく頑張ったね」と励ましてくれたので、夫婦で一緒に治療を進めている実感が湧いてきます。


まとめ

卵胞刺激ホルモンの自己注射は、不妊治療の中でも大きなステップの一つです。初めての挑戦には不安がつきものですが、正しい手順を守ることで安全に進めることができます。何よりも大切なのは、パートナーと支え合いながら前向きに治療に取り組む姿勢です。

未来の家族のために一歩ずつ進んでいく——その努力がきっと実を結ぶ日が来ると信じています。