妊娠が分かったら、まず最初にする大きな準備の一つが「出産する産婦人科選び」ですよね。これから長い妊婦健診に通い、人生の一大イベントである出産を迎える大切な場所。どこを選べばいいのか、何を基準に考えれば良いのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も、初めての妊娠の時は本当に悩みました。「家から近い方がいいかな?」「〇〇病院って評判どうなんだろう?」「バースプランってどこまで叶えられるのかな?」など、色々なことが頭の中を駆け巡りました。
産婦人科選びは、赤ちゃんとママが安心して出産を迎えるための第一歩です。今回は、自分にぴったりの産婦人科を見つけるためのポイントをご紹介します。
産婦人科の種類を知っておこう
まず、出産できる施設にはいくつか種類があります。それぞれの特徴を知っておくと、選択肢を絞りやすくなります。
- 総合病院: 他の診療科があり、NICU(新生児集中治療室)などの医療設備が整っているのが特徴です。持病がある方や、高齢出産など、リスクの高い妊娠・出産の場合も安心して対応してもらえます。緊急時にも迅速な対応が可能です。
- 個人病院(クリニック): アットホームな雰囲気で、きめ細やかなケアを受けられることが多いです。 LDR(陣痛・分娩・回復を同じ部屋で過ごせる)に対応していたり、無痛分娩を選べたりするところも増えています。食事や部屋などのサービスが充実している傾向もあります。
- 助産院: 自然分娩を基本としており、アットホームな環境で産みたいと考える方に選ばれます。医療行為には制限があるため、妊娠経過が順調な方が対象となります。連携している医療機関があるか確認が必要です。
後悔しない!産婦人科を選ぶ7つのポイント
これらの種類を踏まえて、具体的にどんな点をチェックすれば良いのでしょうか。
- 自宅からの距離・通いやすさ: 妊婦健診は、妊娠後期になると週に1回など頻繁に通うことになります。悪阻がある時期や、お腹が大きくなってからの移動を考えると、自宅から無理なく通える距離にあるかは重要なポイントです。陣痛が始まった時の移動時間も考慮しておきましょう。
- 出産費用: 病院の種類や提供されるサービスによって、出産費用は大きく異なります。事前に概算費用を確認し、予算に合うか検討しましょう。入院中の部屋のタイプや食事のグレードによっても費用は変わります。
- 希望するバースプランへの対応: どんなお産にしたいか、イメージはありますか?立ち会い出産はできるか、母子同室・別室を選べるか、無痛分娩に対応しているかなど、ご自身の希望が叶えられるか確認しましょう。
- 医療体制・安全性: 万が一の事態に備えて、医療体制が整っているかは非常に重要です。特に総合病院ではNICUの有無や、緊急時の連携体制などを確認しておくと安心です。持病がある方や、不安な要素がある場合は、設備の整った病院を選ぶと良いでしょう。
- 病院の雰囲気・方針: どんなお産を大切にしている病院なのか(医療介入は最小限に抑える方針か、安全・安心を最優先する方針かなど)、スタッフの方の雰囲気はどうかなど、ご自身に合うかどうかを感じ取ることも大切です。見学や両親学級に参加してみると雰囲気が掴めます。
- 母乳育児支援: 退院後も続く母乳育児について、病院がどのくらい力を入れているか、相談しやすい雰囲気かどうかも、産後を考えると大切なポイントです。
- 付帯サービス: 食事の内容が美味しいか、部屋は快適か、アメニティは充実しているかなど、入院中の快適さも考慮するポイントになります。母親学級や両親学級が開催されているかもチェックしてみましょう。
情報収集をして、最後は直感を大切に
気になる病院が見つかったら、ホームページをじっくり見たり、パンフレットを取り寄せたりして情報収集しましょう。可能であれば、病院見学に参加したり、実際に妊婦健診で一度受診してみたりするのも良い方法です。
また、実際にその病院で出産した知人や、地域の口コミ情報を参考にすることもできます。ただし、感じ方には個人差があるので、あくまで参考程度にして、ご自身で確かめることをおすすめします。
たくさんの情報を集めて悩むかもしれませんが、最終的には、ご自身の希望や優先順位、そして「ここなら安心して赤ちゃんを迎えられそう」という直感を大切にしてください。
夫婦で話し合って、納得のいく選択を
産婦人科選びは、ママだけでなくパパにとっても大切なことです。ぜひご夫婦でよく話し合い、お互いの希望や不安を共有しながら、納得のいく病院を選んでくださいね。
新しい家族との素晴らしいスタートを、安心して迎えられますように!応援しています!