妊娠が分かった時のあの喜び…!陽性反応を見た瞬間や、産婦人科で心拍が確認できた時の感動は、一生忘れられないものですよね。
と同時に、「この嬉しい報告、いつ親に話そうかな?」と、ふと頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。すぐにでも伝えたい気持ちと、もう少し待った方が良いのかな?という気持ちが入り混じって、悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
「安定期に入ってからの方が安心って聞くけど、待てないな…」「でも、もしものことがあったら…」。考え出すと、色々なことが気になりますよね。
正直なところ、妊娠を親に報告するタイミングに「これが絶対正解!」という決まりはありません。ご夫婦の考え方や、ご両親との関係性によって、ベストなタイミングはそれぞれ違います。
今回は、一般的に考えられるいくつかのタイミングと、それぞれのメリット・デメリット、そして後悔しないための考え方のヒントをお話ししたいと思います。
早く話す?安定期まで待つ?それぞれの考え方
<妊娠初期(安定期に入る前)に話す場合>
妊娠が分かったら、すぐにでも親に伝えたい!という気持ち、とってもよく分かります。
- メリット:
- 何より、この大きな喜びをすぐに共有できます!ご両親もきっと喜んでくれるはずです。
- つわりなどで体調が優れない時に、状況を理解してもらいやすく、物理的・精神的なサポートを得やすくなります。
- ご両親にとっても、孫の誕生に向けて心の準備をする期間が長く持てます。
- デメリット:
- 残念ながら、妊娠初期は流産のリスクが比較的高い時期でもあります。万が一、予期せぬ結果になってしまった場合に、報告の訂正をしなければならなかったり、ご両親に余計な心配をかけてしまったりする可能性があります。
<安定期に入ってから話す場合>
妊娠中期に入り、流産のリスクがぐっと下がる安定期まで待ってから報告するという方も多くいらっしゃいます。
- メリット:
- 妊娠初期の不安定な時期を乗り越えてからの報告になるため、ご両親に余計な心配をかけずに済み、「順調だよ」と安心して伝えることができます。
- ご夫婦二人で、初期のつらい時期を乗り越えた達成感と共に報告できます。
- デメリット:
- つわりなど、体調の悪い時期に一人で抱え込んでしまう可能性があります。
- ご両親にとっては、安定期に入ってからの突然の報告に、喜びと同時に驚きが大きいかもしれません。「もっと早く言ってくれれば良かったのに」と思われる可能性もゼロではありません。
後悔しない!タイミングを決めるためのヒント
いつ親に話すか悩んだら、以下のポイントを参考に、ご夫婦で話し合ってみてください。
- 夫婦でしっかり話し合う: これが一番大切です。まずはお互いの気持ちを伝え合い、「いつ頃、どんな風に話したいね」と足並みを揃えましょう。
- ご両親との関係性: 日頃から頻繁に連絡を取り合うフランクな関係ですか?それとも、改まって話すことが多いですか?普段の関係性によって、話しやすいタイミングや伝え方が変わってきます。
- ご両親の性格: 心配性なご両親ですか?嬉しいニュースにはしゃいでくれるタイプですか?それとも、落ち着いて状況を受け止めるタイプですか?ご両親の性格を考慮すると、話すタイミングを決めるヒントになります。
- サポートは必要?: つわりがひどくて家事がままならない、近くに頼れる人がいないなど、妊娠初期から物理的・精神的なサポートが必要な場合は、状況を説明するためにも早めに話すことを検討しても良いかもしれません。
- 両家のバランス: どちらかの親に先に話す場合、もう一方の親への報告のタイミングや伝え方も考慮しておくと、後々の関係性がスムーズになることもあります。
どうやって伝える?報告のアイデア
タイミングが決まったら、いよいよ報告!どんな風に伝えますか?
直接会って、エコー写真を見せながら伝えるのが一番感動的かもしれません。遠方に住んでいる場合は、電話やビデオ通話で声を聞きながら伝えるのも良いでしょう。最近は、 LINEなどでメッセージと共にエコー写真を送る方もいらっしゃいます。
小さなベビーシューズや、母子健康手帳、エコー写真をフォトフレームに入れたものなどをプレゼントとして渡すのも、良い記念になりますね。
最後に
妊娠を親に話すタイミングに、正解はありません。それぞれのタイミングにメリット・デメリットがあり、ご家庭ごとに最適な時期は違います。
大切なのは、ご夫婦でよく話し合い、ご両親との関係性や状況を考慮しながら、そして何よりも「自分たちが一番良いな」と思えるタイミングで伝えることです。
ドキドキするかもしれませんが、きっとご両親はあなたの体調や赤ちゃんのこと、そしてあなたの気持ちを一番に考えてくれるはずです。
この素敵な報告の瞬間が、あなたとご家族にとって、あたたかい思い出になりますように。心から応援しています!