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初めての妊娠!週数で分かる、ママと赤ちゃんの変化&気を付けたいこと

妊娠が分かってから、お腹の赤ちゃんに会えるまでの約10ヶ月。この期間は、ママの体も赤ちゃんも、劇的に変化していきます。

妊娠期間は、医学的に分かりやすく3つの時期に分けられています。「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」です。それぞれの時期で、体の変化やつわり、そして気を付けるべきことが変わってきます。

今回は、妊娠期間の区分と、それぞれの時期のママと赤ちゃんの様子、そして注意したいことについてお話ししたいと思います。初めての妊娠で「今ってどの時期?」「何を気を付けたら良いの?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです。

 

妊娠初期(0週~13週)

  • いつからいつまで? 妊娠0週(最終生理開始日)から妊娠13週末までを指します。
  • ママの体の変化 妊娠初期は、見た目にはあまり変化がないことが多いですが、体の中では大きな変化が起きています。生理が止まり、つわり(吐き気、嘔吐、だるさ、眠気、特定のにおいに敏感になるなど)が始まる方が多いです。また、体のほてりや、理由もなくイライラしたり落ち込んだりといった情緒不安定になることもあります。
  • 赤ちゃんの様子 受精卵が子宮に着床し、脳や心臓、手足など、体や臓器の基本的な部分が作られる、とても大切な時期です。妊娠6週頃には心拍が確認できるようになり、急速に成長していきます。
  • この時期、気を付けること
    • 無理せず休息を優先: つわりなどで体調が優れない時は、我慢せずしっかり休みましょう。
    • 喫煙・飲酒は絶対に避ける: 赤ちゃんの器官形成に深刻な影響を与えるため、完全にやめましょう。
    • 薬の服用は医師に相談: 自己判断で市販薬などを飲むのは避け、必ず医師に相談してください。
    • 冷えや感染症対策: 体調を崩しやすい時期なので、体を冷やさないように気をつけ、手洗いやうがいをしっかり行いましょう。
    • 葉酸を意識して摂る: 赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、葉酸を積極的に摂ることが推奨されています。
    • 早めに産婦人科を受診: 妊娠が分かったら、できるだけ早く産婦人科を受診し、定期的な妊婦健診を受けましょう。
    • 妊娠初期は流産のリスクが他の時期より高いですが、過度に心配しすぎず、安静を心がけることが大切です。

 

妊娠中期(14週~27週)

  • いつからいつまで? 妊娠14週から妊娠27週末までを指します。一般的に**「安定期」**と呼ばれる時期が含まれます。
  • ママの体の変化 つわりが落ち着いてくる方が多く、体調が比較的安定する時期です。お腹が少しずつ膨らみ始め、18週~20週頃には胎動を感じ始める方も。食欲が増したり、むくみや腰痛、便秘に悩まされたりすることもあります。乳腺が発達し、おっぱいが出る準備も進みます。
  • 赤ちゃんの様子 体の様々な臓器が成熟し、骨格もしっかりしてきます。性別がエコーで分かるようになることも。お腹の中で活発に動き回り、外からの音も聞こえるようになるなど、五感も発達してきます。
  • この時期、気を付けること
    • バランスの取れた食事と体重管理: 栄養をしっかり摂りつつ、食べ過ぎには注意が必要です。鉄分不足による貧血や、カルシウム不足に気をつけましょう。
    • 適度な運動: 体調が良い日は、医師の許可を得てからウォーキングやマタニティヨガなど、無理のない範囲で体を動かすのがおすすめです。
    • 冷え・むくみ対策: 足を高くしたり、マッサージしたり、体を温める工夫をしましょう。
    • 腰痛対策: 妊娠帯(腹帯)を使ったり、姿勢に気をつけたりして、腰への負担を減らしましょう。
    • 歯のケア: 妊娠中はホルモンの影響で虫歯や歯周病になりやすいので、歯科検診を受けることをおすすめします。
    • 母親学級・両親学級への参加: 出産や育児について学ぶ良い機会です。
    • 旅行や帰省: 体調が安定している時期ですが、長時間移動や無理なスケジュールは避け、計画的に行いましょう。

 

妊娠後期(28週~出産まで)

  • いつからいつまで? 妊娠28週から出産(正期産は370日~416日)までを指します。
  • ママの体の変化 お腹がさらに大きくなり、体の変化を強く感じる時期です。子宮が大きくなることで胃が圧迫されて食事が一度にたくさん食べられなくなったり、息切れや動悸、頻尿に悩まされたりすることがあります。お腹の張りを感じることも増え、疲れやすさも増します。出産に向けて体も心も準備を進める時期です。
  • 赤ちゃんの様子 体が丸みを帯び、体重が大きく増える時期です。皮下脂肪がつき、体温調節ができるようになっていきます。生まれてくる準備を始め、頭が下になる体勢(頭位)になることが多いです。聴覚などもさらに発達し、外の世界への準備を進めます。
  • この時期、気を付けること
    • 無理せず休息をしっかり取る: お腹が重くなり疲れやすいため、無理は禁物です。横になって休む時間を増やしましょう。
    • 張りや出血に注意: お腹の張りや、出血など、いつもと違う症状があれば、すぐに病院に連絡してください。
    • 体重管理: 出産に向けて、急激な体重増加には引き続き注意が必要です。
    • お産の準備: 入院バッグの準備を始めたり、バースプランについて考えたり、陣痛や破水が起きた時の対応について学んでおきましょう。
    • 胎動を意識する: 赤ちゃんが元気かどうかの大切なサインです。胎動の回数を数えるなど、意識して過ごしましょう。
    • 定期的な健診: 妊娠後期は健診の間隔が短くなります。忘れずに受診しましょう。
    • パートナーとの情報共有: 出産や産後の生活について、改めてパートナーとよく話し合い、協力体制を確認しておきましょう。

 

最後に

妊娠期間のそれぞれの時期には、ママの体と赤ちゃんに特徴的な変化があり、それに合わせた過ごし方や注意点があります。

大切なのは、ご自身の体の変化に敏感になり、無理をせず、そして少しでも不安なことや気になることがあれば、一人で抱え込まずに医師や助産師さん、パートナーに相談することです。

どの時期も、お腹の赤ちゃんとの大切な時間です。変化を受け入れながら、安心してマタニティライフを過ごしてくださいね。心から応援しています!

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